今日はこどもの日、
わが家には、もう子どもと呼べるのんはいないので、
鯉のぼりも、紙で折った兜も、粽も柏餅も余所事なのだけど。
きのう夫とガーデンシネマへ出かけたら、
ビルの間にたくさんの鯉のぼり。
思わず頬が緩む。
ただ、ビル風は気まぐれなせいか、
悠々と泳ぐというよりは、360度に乱舞。
それも、またいいのだけど。
映画「寝ずの番」は、昔の日本映画や芸能を
彷彿させるような、それでいてクスクス笑える、ええ映画やった。
マキノ監督に、拍手。
それにしても、いままで観たなかで、
これほど観客の平均年齢が高い映画ははじめて。
いまの日本は“お子ちゃま文化”が幅を利かせていて、
ちょっとどうなのか、と思うことが多いのだけど、
こういう映画が上映され、たくさんの大人たちが足を運んで、
クスクス笑えて、ああ、よかった。
映画が終わって外へ出ると、ビルの横に広がるお花畑。
人工的ではあっても、やっぱり花を見ると心和むし、
鯉のぼりには頬が緩むね。