春というには、ちと気が早いけど。
きのうガーデニングの撮影と取材があった。
外は木枯らしが吹いてるのに。
広告業をナリワイにしてると、よくあることで、
真夏の炎天下に、いと涼しげなシーンを撮ったり、
クリスマスソングが街に流れてるのに、菱餅を調達したり…。
だけど春の先取りはなんだか嬉しくって、いいなぁ。
レースのカーテン越しに陽射しをうける春の花々、
ラナンキュラス、チューリップ、ヒヤシンス、ムスカリ…。
「迎春花」って辞書で引いたら、オウバイの漢名とあった。
みんなは「春を迎える花」って、なにを真っ先にイメージする?
わたしはアネモネ…かなぁ。
植木鉢に咲いてた真っ赤なアネモネ。芯のところが黒くって。
小っちゃなころの視覚の記憶。
そうそう、きのうは撮影用のハーブもたくさん植えたので、
部屋の中もわたしたちの指先も、とてもいい匂いがした。